よくプロ野球でトレードが行われたというニュースをよく耳にしますよね。自分のチームの大切な選手をなぜわざわざライバルチームに交換しているのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。プロ野球で行われているトレードには大きく分けて2つの種類があります。
一つ目は互いの弱点を補いあうためのトレードです。例えば先発投手は非常に有り余っているけど外野手の頭数がほとんどいないチームと反対に外野手はいないけれど計算できる先発投手がいない2つのチームがあったとします。その場合、双方ともそれぞれ余っている先発投手と外野手をトレードすることによってお互いの弱点を補強することができるのです。さらに、人材余りによってくすぶっている選手が活躍できるチャンスを与えることができるメリットもあります。時には数人の選手同士でトレードを行ったり、金銭との対価でトレードを行うこともあります。
2つ目は懲罰的な理由でトレードを行うケースです。例えばフロントとの仲があまりよくない選手やトラブルを起こした選手の場合、金銭や下手をすれば対価なしでトレードという名目で追い出されるケースがあります。ただし、フロントの対立が原因の場合はフロントの交代を機にFAを利用して戻ってくることも多いです。