プロ野球における魅力としては、迫力あるホームランや躍動感溢れるファインプレー、痺れる投手戦などが挙げられ、これらは野球を観戦する全ての人に非日常的な感動や臨場感を与えてくれます。こうした華やかなプレーが存在する一方では、それらに比べるとどうしても地味な印象であるプレーも存在するものであり、その中のひとつとしてバントが挙げられます。
バントは、ヒットやホームランのような迫力に欠け、しかもほとんどの場合アウトカウントがひとつ増えることになります。そのため、いまひとつ盛り上がりには欠けるように感じますが、野球のルールや楽しさをより把握していくと、その重要性や魅力に気付くことができます。
バントが用いられるケースは、ほとんどの場合は得点に繋がるランナーを進める目的のために実行されます。特に先制点が欲しいときや、流れを変える一点がほしいときなど、様々な場面で用いられることになり、これが成功すると攻撃のみならず、投手や守備の流れも良くすることができます。そのため、プロ野球においては、上手い選手がいるチームは良い成績を残すことが多く、むしろ出来ない選手はプロにはいらないという考え方もあるくらい、近年では重要な存在となっています。
プロ野球のヒーローインタビュー
プロ野球のヒーローインタビューは以前に比べるとその趣もかなり変わりつつあります。例えば、サヨナラホームラン、サヨナラタイムリーなどで試合が終わった直後にヒーローインタビューが行われるなど、テレビを意識したタイムスケジュールがとられていました。放送時間にできるだけ収まるようにすぐ行われていたものの、最近は地上波での放送も少なく、かつ最後まで放送するのも限られており、プロ野球の試合を見るのはCSやBS、インターネットに移行してからはある程度の間をおいて行われるようになっています。
一方、ヒーローインタビューは意外と難しく、いかに選手から引き出すかがインタビュアーの腕が問われます。試合をきっちり見ることもさることながら、その選手に関するパーソナルな情報を事前に知っておかないと成立しません。それでいて、多少は専門的なことを言わないと勉強をしていないやつがインタビュアーを務めているというお叱りを受けることになります。基本的にはアナウンサーが多いですが、最近では女性のインタビュアーも登場するなど多様性があります。
選手にとって、この舞台は特別であり、一番活躍したからこそ立つことのできる舞台です。ここでの声援によって奮起するという選手も大勢います。
ブックメーカーでより楽しく
世界では野球ファンの多くがブックメーカーで賭けて楽しんでいます。
海外のサービスであるブックメーカーが日本のプロ野球も扱う場合、オッズの付け方にミスマッチが生じることが多々あります。例えば野球の場合、ブックメーカーは単純にチーム力やペナントレースでの成績を参考にオッズを決めています。
しかし日本のプロ野球は長期間戦い続けるために、時に戦力を温存することがあります。どうしても勝てないと思う相手チームに対してやローテーションの谷間では、控え投手を先発にします。しかしブックメーカーのオッズはそのような事情を加味していない場合があるので、時に有利に賭けることができるチャンスが生まれます。本来はかなり低いオッズとなる相手チームに対して、高いオッズをつけることになるからです。そこですぐに賭け金のベットをしておけば、多くの配当金を得ることが可能となります。
以上の理由で、日本のプロ野球情報に詳しいファンにブックメーカーはお勧めです。
プロ野球ファンとスクワット
プロ野球を観戦する時の楽しみは、選手のプレー以外にファンの応援があります。野球の試合は、選手のプレーを細かく見たい時はTVの方が分かりやすいです。しかし、ファンの応援の雰囲気を深く味わえるのは球場での観戦でしょう。プロ野球の試合を見ていると、「ラッキー7」と呼ばれる7回のチームの攻撃前に、ジェット風船を一斉に空に向かって飛ばします。
このパフォーマンスを楽しみに、球場へ行くファンも多いのではないでしょうか。球団には独自の応援スタイルがありますが、有名なのは広島カープのスクワットです。カープの選手が打席に立つと応援歌が流れてワンコーラス歌った後、ツーコーラス以降立ったり座ったりを繰り返すのは、プロ野球ファンの間では見慣れた光景です。
特にルールはなく、初めての人は周りの人の動きを真似していると、徐々に自分のペースがつかめるでしょう。カープのスクワットは周りの人との一体感を生んで、試合が終わる頃には見ず知らずの人と仲良くなることも珍しくないです。他球団のファンの中には「経験してみたい」という人も多く、オールスターゲームでカープの選手が打席に立つとセ・リーグファンが一斉にスクワットを行い、球場は大いに盛り上がります。